苫小牧を代表するスイーツといえば、誰もが一度は耳にしたことがあるはずの「よいとまけ」。
北海道苫小牧市の老舗製菓メーカー・三星（みつぼし）が手がける看板商品で、その独特な名前と甘酸っぱい味わいが長年にわたり多くの人に愛されてきました。
この記事では、よいとまけの名前の由来や歴史、素材のこだわり、美味しさの秘密、そしてどこで買えるのかまで、道民ならではの目線で丁寧にご紹介します。
- よいとまけの名前の由来と歴史
- 使用されている素材や味の特徴
- ギネス認定されたこともある驚きの豆知識
- どこで買える？取り扱い店舗と通販情報
苫小牧銘菓「よいとまけ」とはどんなお菓子？
苫小牧発の「よいとまけ」は、全国的にも珍しい名前を持つスイーツです。
その由来や誕生の背景には、苫小牧という町の歴史と産業、そして人々の想いが色濃く反映されています。
名前の由来は製紙工場のかけ声？
「よいとまけ」というユニークな名前は、苫小牧の製紙工場で働く人たちの作業中のかけ声に由来しています。
重いロール紙を人力で移動させる際、「よいっと巻け！」と声を掛け合っていたことが名前のヒントになったそうです。
このエピソードからも、地元の暮らしに根ざした商品であることがわかります。
誕生は戦後まもなく。地域を元気づけた銘菓
よいとまけが生まれたのは戦後間もない時代。
地域が復興の途中にあった時期に、甘くて元気が出るお菓子として考案されました。
時代の空気に寄り添いながらも、華やかで力強い味わいは、今も昔も多くの人の心をとらえ続けています。
地元の素材「ハスカップ」との出会いが生んだ味
よいとまけの最大の特徴は、北海道特産のハスカップを贅沢に使用していること。
酸味のあるこの果実をジャムにし、ロールカステラの表面にたっぷり塗り、さらに砂糖をまぶした大胆な仕上がりです。
筆者私もお正月などの家族の集まりに、よいとまけを買っていくのが恒例です。ハスカップの酸味が爽やかで、見た目も華やか。切るのはちょっと大変だけど、それもまた楽しいひとときです。
よいとまけの美味しさの秘密と種類
よいとまけは、その個性的な見た目や味だけでなく、製法や派生商品にも多くの工夫が詰まっています。
甘酸っぱさとスポンジの絶妙なバランス
外側に塗られたハスカップジャムと、ふんわりとしたスポンジ生地の相性が抜群。
表面の砂糖のシャリッとした食感もアクセントになり、甘みと酸味のバランスが絶妙です。
甘すぎず、さっぱりと食べられるので、年代問わず人気があります。
ギネス認定も！「世界一食べにくいお菓子」の理由
よいとまけは一時期、「世界一食べにくいお菓子」としてギネスに認定されたこともあります。
理由はそのベタベタ感。ジャムがたっぷり塗られているため、包装紙から取り出すのもひと苦労。
しかし、それこそが美味しさの証！
改良版として、あらかじめスライスされたタイプも販売されています。
ミニサイズやバウムなどの派生商品も人気
近年では「よいとまけバウム」や、手軽に食べられるミニサイズも登場。
定番の味はそのままに、より手に取りやすく、贈り物や旅行中のおやつにもぴったりです。
パッケージもレトロで可愛らしく、思わず写真を撮りたくなる魅力があります。
SNSでの口コミをご紹介
よいとまけのSNSでの口コミをご紹介します。
まずは甘酸っぱくて美味しいという声から。
筆者写真を見ているだけでも食べたくなっちゃう！そのくらい、どさんこの私には馴染み深い味なんです。
よいとまけは、手がベタベタするとの声もありました。
筆者このベタベタが「よいとまけを食べてる！」って感じで好きなんですよね。
最近のよいとまけは、食べやすいよに改良がされているという声もありました。
筆者改良されたよいとまけは、出先などでも食べやすいですね！
よいとまけは、ハスカップだけでなく、色々な味が販売されているという投稿もありました。
筆者色々な味やコラボ商品があるのも「よいとまけ」の魅力です。
どこで買える？よいとまけの購入ガイド
地元だけでなく、観光や通販でも手に入るのがよいとまけの嬉しいところ。
入手方法をチェックしておきましょう。
苫小牧を中心に道内各地の三星店舗で購入可
よいとまけは、三星の直営店や提携店舗で購入可能です。
苫小牧市内の本店や工場直売所はもちろん、札幌市内や旭川、帯広など、主要都市にも展開しています。
空港や駅ナカのお土産店でも取り扱いあり
新千歳空港、札幌駅のキヨスク、各地の道の駅などでも販売されているため、旅行のついでに手に入れられるのも魅力。
北海道土産としても高い人気を誇ります。
筆者北海道内のお土産物屋さんや駅、空港など、さまざまな場所で手に入ります。
オンラインショップで全国発送にも対応
三星の公式オンラインショップや、一部の大手通販サイトでも購入可能。
スライスタイプやギフトボックス入りのセットも選べるので、贈り物としても重宝されています。
ポチップ
まとめ｜地元に愛され、全国へ広がる「よいとまけ」の魅力
地元・苫小牧で生まれた「よいとまけ」は、ユニークな名前とハスカップの爽やかな酸味で、長年にわたり道民から愛されてきた銘菓です。この記事では、その由来や味の特徴、入手方法までをご紹介してきました。
- よいとまけの名前は製紙工場のかけ声に由来
- 甘酸っぱいハスカップとスポンジ生地のバランスが美味しさの秘密
- 「世界一食べにくいお菓子」としてギネス認定されたこともある
- 苫小牧を中心とした道内の店舗や空港、通販でも気軽に購入可能
個人的にも、よいとまけは家族との思い出が詰まった特別な一品。
切り分けながら食卓を囲む時間が、北海道らしい温もりを感じさせてくれます。
気になった方はぜひ一度、その魅力を味わってみてくださいね。