「ボキャブラ天国」で一世を風靡したお笑いコンビ・バツグンの西尾季隆さん。
その西尾さんが、2025年7月の三郷市議会議員選挙で初当選し、市議として新たな一歩を踏み出しました。
芸人から三郷市の市議会議員へという異色の転身に、多くの注目が集まっています。
本記事では、西尾さんの現在の活動や、なぜ市政に挑戦したのか、具体的な政策などを詳しく紹介します。
三郷市議会議員選挙で3位当選

2025年7月20日、三郷市で行われた市議会議員選挙。
そこに、バツグンの西尾 季隆(にしお ひでたか)さんは、無所属で立候補。
3,154票を獲得して3位当選しました。
定数24議席に対し、33人が立候補する中での見事な当選です。
順位 | 候補者名 | 得票数 |
---|---|---|
1位 | 柴田ごいち | 7,386票 |
2位 | 篠田たかひと | 4,157.975票 |
3位 | 西尾ひでたか | 3,154票 |
4位 | 渡辺マサト | 2,802票 |
5位 | 佐々木おさむ | 2,761票 |

三郷市議会議員としての任期は、2025年7月20日 〜 2029年7月19日の4年間です。
バツグン西尾季隆のプロフィールや経歴


バツグン西尾季隆さんの基本情報を整理します。
西尾 季隆のプロフィール
バツグン西尾季隆さんの基本プロフィールです。
- 担当: ボケ・ネタ作り
- 生年月日: 1970年2月20日
- 出身地: 東京都
- 身長: 176cm/体重: 84kg
- 血液型: O型
- 趣味: ラグビー観戦、K-POP鑑賞、ものまね、えのき氷
- 特技: 少林寺拳法(初段)、シンクロナイズドスイミン



えのき氷が気になりますね。
来歴・活動
- 1990年デビュー
- 1996年に『ボキャブラ天国』で広く知られるように
- 漫才協会所属で、浅草の舞台にも出演
- テレビやラジオ、YouTubeなど多方面で活動
- 代表的なラジオ番組「X-GUNの激烈!ガッテム」
- 西尾は「爆笑問題の日曜サンデー」などにも出演
バツグンは今も活動している?
X-GUN(バツグン)は、解散しておらず、現在も芸人として活動しています。
テレビには頻繁に出演していませんが、ラジオや舞台などで活躍中です。
ラジオ番組「X-GUNの激烈ガッテム」は2012年10月から続く長寿番組で
X-GUNがパーソナリティを務めるフリートーク中心のお笑いラジオ番組です。
2025年現在もTBCラジオなど複数局でレギュラー放送されています。



西尾さんは市議会議員としての活動と並行して芸人活動も続けていく予定です。
なぜ市議会議員に立候補したのか?


バツグン西尾さんが三郷市議会議員に立候補したのは、地域への強い思いがきっかけです。
西尾季隆さんは、芸人として全国で活動を続けながら、三郷市の放課後等デイサービスでパート指導員としても働いています。
地域の子どもたちと直接関わる中で、「このまちのために何かしたい」と感じるようになったといいます。
2020年(令和2年)に三郷市へ引っ越したことが、地域とのつながりの始まりでした。



芸人の仕事と並行して、子どもたちの支援現場に立ち、地域の課題を肌で感じてきたそうです。
芸人×福祉から市政へ
日々の実感と現場での経験が、西尾さんの意識を変えていきました。
子育てや福祉、教育の分野にもっと関わりたい。
そうした思いが、市議としての活動へとつながったのです。
「三郷市は本当に暮らしやすい街。だからもっと良くしたいと思った」
という本人の言葉には、住んでいるからこそ見えるリアルな視点が詰まっています。
暮らしてわかった三郷市の魅力
三郷市に住む中で、西尾さんはこのまちの暮らしやすさを実感してきました。
「自然があって、便利で、都心にも近い」。そんな住環境に魅力を感じているそうです。
たとえば、以下のような点が気に入っているポイントです。
- 電車や高速道路で都心へのアクセスが良好
- 自然が多く、子育てしやすい落ち着いた環境
- IKEA・ららぽーと・コストコ・メガドンキなど商業施設が充実
- 羽田・成田の両空港へ約1時間でアクセス可能
- 家賃が周辺より安めで、生活コストも抑えやすい
こうした日常の中で、「もっと良いまちにしたい」という想いが育っていったのでしょう。



芸人としての視点と、地域に根ざした想い。両方を持つ西尾さんだからこそ、市議という道を選んだのです。
掲げた政策は「もっと!三郷市!」


選挙では「もっと!三郷市!」というスローガンのもと、4つの重点政策を掲げました。
エンタメの発想と市民目線を活かし、三郷市をより元気にする内容です。
市の魅力を全国へアピール
- 芸人の発信力を活かして、三郷市をPR
- シティセールスを強化し、人や企業を呼び込むまちへ
教育と子育てをもっと充実
- 地域ぐるみで子育てや教育を支える仕組みづくり
- 子どもたちが「学びって楽しい」と思える環境を整備
情報発信で市政をもっと身近に
- 難しい市政を、誰にでもわかりやすく伝える工夫
- 地域FMを立ち上げ、市民とつながる情報メディアを構築
暮らしの安全・安心を徹底
- 通学路の整備や防犯対策を強化
- インフラの老朽化にも対応し、安心して暮らせるまちに
まとめ:芸人×政治家という新たな可能性
テレビやラジオ、舞台で人々を笑顔にしてきたバツグン西尾さん。
今度はその経験と発想力を活かし、三郷市をもっと元気にする存在として市政に挑んでいます。
今回の当選は、芸人としてのキャリアを地域の力に変えた、ひとつの大きなチャレンジです。
三郷市の未来に向けた第一歩として、今後の活躍に期待が高まります。
三郷市民でなくても、「政治は遠いもの」と感じている方は、西尾さんのような存在から身近に感じてみてはいかがでしょうか。