【訃報】オジーオズボーン(76)の死因は何?パーキンソン病やうつなどの病気に苦しんだ晩年

英ロック界の伝説的存在、オジー・オズボーンさんが、76歳で死去。

世界中のファンに衝撃を与えました。

この記事では、オジー・オズボーンさんの死因や晩年の病気、そして最後のステージとなったコンサートについて、詳しく解説します。

目次

オジー・オズボーンの死因はパーキンソン病か?

オジー・オズボーンさんの死因は、公式には明らかにされていません。

しかし、2019年にパーキンソン病と診断され、その後も健康状態が悪化していたことが知られています。

パーキンソン病とは?

パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」を作る細胞が減少し、身体の動きに障害をもたらす進行性の病気です。

パーキンソン病の主な症状は以下の通りです。

  • 手足の震え(振戦)
  • 筋肉のこわばり(固縮)
  • 動作が遅くなる(無動)
  • 姿勢保持障害

パーキンソン病が病気が進行すると、以下のような合併症も現れやすくなります。

  • 嚥下障害による肺炎
  • 転倒による骨折
  • 認知機能の低下
  • 精神的なうつ状態

これらの合併症が、結果的に生命を脅かすリスクを高めることもあるのです。

オジー・オズボーンの病歴は?

オジー・オズボーンさんが晩年に抱えていた病気は、主に以下の3つとされています。

パーキンソン病

オズボーンさんがパーキンソン病と診断されたのは、2019年でした。

ただし本人によると、最初の診断は2003年であり、実際には20年以上にわたり病と向き合っていたことになります。

診断時には、両手足に震えや筋肉のこわばりが見られる「ステージ2」の状態とされていました。

また、病状の進行により2020年には歩行困難となり、同年6月には頸椎の手術も受けています。

この手術は非常に大がかりなもので、術後には腕のしびれや脚の冷えなどの後遺症が見られました。

医師からは「手術をしなければ首から下が麻痺する可能性が高い」とも言われており、深刻な状態であったことがわかります。

頸椎の大手術と身体機能障害

2020年、オズボーンさんは自宅で転倒し、顔面と首を強打。

その結果、以前に入れていた金属製の固定具がずれ、骨を傷つけていたため再手術が必要となりました。

この頸椎の大手術により、日常生活にも大きな制限が生じました。

  • 歩行困難による車椅子生活
  • ステムセル治療やサイバニクスによる再建リハビリ
  • 慢性的な神経痛と麻痺

2023年にはツアーからの引退も発表し、表舞台から徐々に姿を消していきました。

薬の副作用による精神・身体症状

パーキンソン病の治療に使われる薬には、以下のような副作用が知られています。

  • 短期記憶障害
  • 便秘
  • うつ状態
  • 口の渇きや神経過敏

オズボーンさんもこれらの副作用に苦しんでいたと語っており、特に精神的な落ち込みが深刻でした。

「何も感じない」「抗うつ剤が必要だった」と、自身の苦悩を公に語ることもありました。

薬の調整は何度も行われましたが、完全な改善には至らなかったようです。

ラストコンサート後の死

2025年7月5日、オジー・オズボーンさんは故郷イギリス・バーミンガムで、最後のコンサートを開催。

この公演には、ブラック・サバスのオリジナルメンバーが揃い、ファンにとってまさに“伝説”となる一夜となりました。

さらに、メタリカガンズ・アンド・ローゼズスレイヤーなどもゲスト出演し、ロック界を挙げて彼の功績を称えるステージとなりました。

演奏された代表曲は以下の通りです。

  • War Pigs
  • N.I.B.
  • Iron Man
  • Paranoid(ラスト曲)

フィナーレは花火とともに締めくくられ、観客と世界中の視聴者に感動を与えました。

このコンサートのわずか2週間後に亡くなったことから、「命を振り絞って最後の舞台に立った」と称賛の声が多く寄せられています。

まとめ

オジー・オズボーンさんは、長年パーキンソン病や手術の後遺症と闘いながらも、音楽への情熱を失うことなくステージに立ち続けました。

公式な死因は公表されていないものの、持病や事故による深刻な身体的ダメージ、薬の副作用など、複数の要因が重なった結果と考えられます。

オジー・オズボーンさんの最後のコンサートでは、全身全霊をかけてファンに感謝を伝え、その姿は世界中に感動を与えました。

オジー・オズボーンさんの残した音楽と精神は、これからもヘヴィメタル史に刻まれ、多くの人の心に生き続けることでしょう。

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