「黒ネコのタンゴ」で一躍スターとなった歌手・皆川おさむさんが、慢性腎不全により62歳で死去。
この記事では、皆川おさむさんの死因、生前の活動内容を詳しくまとめました。
皆川おさむさんが慢性腎不全で死去
「黒ネコのタンゴ」で知られる歌手・皆川おさむさんが、慢性腎不全のため62歳で死去されました。
亡くなったのは2025年7月23日午前0時35分、場所は神奈川県・横浜市内の病院です。
子どもの頃にあの名曲を聴いて育った世代を中心に、深い追悼の意が寄せられています。
皆川おさむさんの生涯と軌跡
皆川おさむさんが「黒ネコのタンゴ」で国民的な人気を得るまでの歩みと、その後の音楽活動について紹介します。
幼少期~「黒ネコのタンゴ」で一躍スターに
皆川おさむさんは、伯母・和子さんのすすめで児童合唱に参加し、わずか2歳から音楽教育を受けるという特異な才能を見せました。
そして、1969年、6歳のときに「黒ネコのタンゴ」でレコードデビュー。
この楽曲は200万枚を超える大ヒットとなり、オリコンチャートで史上最年少の1位を獲得。
さらに14週連続トップ3入りという快挙を成し遂げました。
「黒ネコのタンゴ」は、今でも昭和の名曲として語り継がれる、国民的ヒットソングとなっています。
「黒ネコのタンゴ」はイタリア発祥の曲で、作曲はマリオ・パガーノというイタリア人作曲家によるものです。
皆川おさむさんの活動
子役としてテレビ出演やCMソングなどでも活躍した皆川さんでしたが、小学6年生で一度芸能界を引退。
音楽の道を志し続け、洗足学園短期大学音楽科で声楽を学んだ後は、デザイン会社で社会人経験を積みました。
皆川おさむさんは以下のような活動をしていました。
① 合唱団の代表として子どもたちを指導
皆川さんは2014年から、「ひばり児童合唱団」の代表・指導者として活動。
かつて自分も所属していたこの合唱団で、次世代の子どもたちに音楽の楽しさを教える役割を担っていました。
- 自身の経験をもとに、歌うことの喜びや表現の大切さを伝えていた
- 地元でのイベントや、地域合唱祭などでの出演も行っていた
② 表には出ない音楽活動も
表立ったメディア出演は少なくなっていましたが、
- 音楽関係の交流会
- 合唱指導
- 子ども向けワークショップなど、地道に音楽と向き合う日々を送っていました。
③ テレビ出演などは控えめに
過去にはバラエティ番組などで懐かしの映像が紹介された際に、インタビューやコメント出演することもありましたが、晩年はあまり公には出ていませんでした。
「黒ネコのタンゴ」は宝物だった
皆川さんはかつてのインタビューで、
「あの曲のおかげで今があるし、子どもたちに歌を伝える原点でもある」
と語っており、「黒ネコのタンゴ」は晩年まで自身の誇りであり、原点でもありました。
SNSの反応
「黒ネコのタンゴ」を通じて育った世代から、哀悼のコメントや思い出投稿が溢れています。

62歳という若さで亡くなられたことを惜しむ声が多くありました。
まとめ
「黒ネコのタンゴ」で昭和の音楽シーンを彩った皆川おさむさんは、62歳という若さで慢性腎不全により死去されました。
幼い頃から天才的な歌声で人々を魅了し、晩年は児童合唱団の代表として、子どもたちに歌の楽しさを伝える存在であり続けました。
「黒ネコのタンゴ」というたった1曲にとどまらず、その生涯は常に“音楽”と共にありました。
今、あらためて皆川さんの歌を聴き返すことで、あの頃の記憶がよみがえる方も多いのではないでしょうか。