兵庫県の斎藤元彦知事に対する不信任決議案。
その裏に「泉房穂氏が黒幕」とする噂が広がっています。
きっかけは、X(旧ツイッター)への投稿。
さらに政治家のリポストで一気に拡散しました。
果たして泉氏は、本当に裏で動いていたのでしょうか?
この記事では、噂の出所や拡散の経緯、泉氏の黒幕説の真相をわかりやすく解説します。
泉氏の”黒幕”説とは?
2024年9月、兵庫県議会で斎藤元彦知事への不信任決議案が可決されました。
この決議をめぐり、SNS上では「泉房穂氏が裏で仕掛けた」という黒幕説が広がっています。
「泉氏がひょうご県民連合を動かした」
「泉氏の発言が県議会に影響した」
こうした内容が繰り返し投稿され、多くの人の目に触れています。
きっかけはSNSの投稿!NHK党の立花氏の拡散
泉氏の黒幕説が拡散する最初のきっかけとなったのは、次の投稿です。
投稿文を見る
竹内君は生前、不信任案の提出にも「百条委員会を最後までやってから出すべきです。
私は反対なんですが、泉房穂さんがひょうご県民連合をかき回して提出を強く勧めてきて、ひょうご県民連合は、なんであんなに泉さんに弱いのか?」と嘆いていました。
だから、不信任案提出は泉が画策したと知ったのです
この内容がXで投稿され、多くの人が「泉氏が裏で操っていたのでは?」と受け取りました。
2025年6月26日、立花氏は先ほどのポストを引用した上で、
泉房穂氏が、斎藤元彦知事を知事の座から引きずり下ろした黒幕???
と投稿しました。
この発信が大きな反響を呼び、2025年7月15日現在で「1,191件」のリポストを記録。

SNS上で一気に拡散し、「泉氏黒幕説」が広まる決定的なきっかけとなりました。
泉房穂氏の名前が挙がった理由
泉氏の黒幕説のきっかけは、一人のXでの投稿でした。
しかし、一人の投稿がここまで拡散した背景には、いくつかの理由があります。



ここからは、泉房穂氏「黒幕説」が広まった主な要因を整理して解説します。
1. 泉氏自身が「不信任決議」に繰り返し言及していた
泉氏は斎藤知事への不信任決議案が提出される前後、自身の公式Xで、不信任決議に関する投稿を何度もしていました。
実際、次のような投稿が確認できます。



決めるべきは『不信任決議』についての決断だ として、議会に毅然とした対応を求めていました。
他にも、泉氏はXで次のような投稿も。



この投稿では、直接、「県議会よ、全会一致で『不信任決議』を!」と投稿していますね。
こうした投稿が積み重なったことで、「泉氏が県議会に影響を与えていたのでは?」と見る声が増えたと考えられます。
2. 元市長としての知名度と発信力
泉房穂氏は、前明石市長として、全国的に知られた存在です。
テレビ番組やSNSでの発信力も高く、兵庫県政についても積極的に意見を述べていました。
その影響力の大きさから、「泉氏が何らかの形で関わっていたのでは?」という憶測が広がったと見られます。



確かに、メディアへの露出も多く、影響力がありそう…


3. NHK党・立花氏の引用投稿による拡散
やはり、泉氏の黒幕説が一気に広がりを見せたのは、立花氏の引用投稿です。
2025年6月26日、NHK党の立花孝志氏がXで「泉氏が黒幕?」と投稿。
これが、SNS上での噂拡大に拍車をかけました。



政治家の発信というインパクトが大きかったです。
実際に、この投稿は2025年7月15日現在で、1,191件以上リポストされるまでに広がっています。



以上のような背景が重なり、泉房穂氏「黒幕説」は一気に拡散していきました。
黒幕説に対する泉氏の反応は?
泉房穂氏や兵庫県議会は、黒幕説についてどのように反応しているのでしょうか。
泉氏は、神戸新聞の取材に対し、以下のように述べました。
私にそんな力はないし、竹内さんとしゃべったこともない。根も葉もない話で、完全にでっちあげだ
黒幕説を裏付ける事実は確認できず、本人が否定する形となっています。
黒幕説に対するSNSの声
SNS上では、泉房穂氏「黒幕説」をめぐってさまざまな反応が見られます。
代表的な声を紹介します。



黒幕説に肯定している意見がありました。



黒幕説に否定的な意見も多くありました。



噂を信じる声もあれば、冷静に疑問を投げかける声もあり、意見は大きく分かれています。


まとめ
この記事では、兵庫県の斎藤知事への不信任決議案をめぐる、泉房穂氏「黒幕説」についてまとめました。
今回の黒幕説に関するポイントを整理します。
- 兵庫県議会で斎藤知事への不信任決議案が可決
- その裏で泉房穂氏が関与していたという噂がSNSで拡散
- 噂の発端は、元県議の知人を名乗る人物の投稿
- NHK党・立花氏の引用投稿でさらに拡散
- 泉氏本人と県議会側は「黒幕説」を完全否定
SNSではさまざまな憶測が飛び交いますが、事実と異なる情報も多く含まれています。
目立つ話題ほど冷静に情報を見極め、フェイクニュースに振り回されないよう注意しましょう。

