2025年7月20日、奈良市議会議員選挙(定数39)が行われました。
元「迷惑系YouTuber」のへずまりゅう氏(34歳)が、無所属で立候補し、初当選を果たしました。
へずまりゅうは過去、多くの騒動を起こした人物です。
「へずまりゅうって何をしたの?」「なぜ奈良県市議に?」と話題になっています。
この記事では、へずまりゅうが「迷惑系」と呼ばれた理由や、かつての数々の問題行動、そして奈良県市議になるまでの経緯をわかりやすく解説します。
迷惑系ユーチューバーと呼ばれた理由
へずまりゅう氏が「迷惑系」と呼ばれたのは、数々の常識外れの行動や、違法行為によるたび重なる逮捕によるものです。
以下では、へずまりゅう氏が特に注目を集めた行為を具体的に紹介します。
有名YouTuberへの突撃行為
へずまりゅう氏は、有名YouTuberの自宅や撮影現場に無断で突撃し、「メントスコーラやってください」などのコラボを強要しました。
本人の同意なく撮影・公開を行ったことで、多くの視聴者から「やりすぎ」「危険すぎる」と非難が殺到。
強引な手法は炎上商法としても知られるようになりました。
暴行・窃盗などの犯罪行為
へずまりゅう氏の活動は、単なる迷惑行為にとどまらず、刑事事件に発展するケースもありました。
- スーパーで魚の切り身を未会計のまま食べ、窃盗容疑で逮捕
- YouTuberとのトラブルから暴行事件に発展し逮捕
- 首里城の寄せ書きボードへの落書きで社会問題化
このような行動によって、合計6回の逮捕歴があることも、本人が明言しています。
社会ルールを無視した行動
特に批判が強かったのが、新型コロナ感染中に日本各地を移動した行為です。
イベントや外食を繰り返す様子を投稿し、「感染リスクを拡大させた」として、SNS上で炎上。
社会的なルールやモラルを無視した行動が、「迷惑系YouTuber」という呼び名を決定づけました。
へずまりゅう氏が奈良市議選に立候補した理由

へずまりゅうが奈良県市議選に立候補したのには、明確な理由がありました。
迷惑系YouTuberから一転、市政に挑戦する思いを語っています。
奈良公園の鹿を守りたい
奈良公園では、外国人観光客による鹿への暴力やゴミ放置が問題になっています。
へずまりゅう氏は、この現状を見て、自ら現場に立ちました。
パトロールや清掃活動を続け、「行政だけでは守れない」と発信。
発信力を使って鹿や自然を守りたいと訴えました。
奈良に永住する覚悟
出身は山口県ですが、「奈良で一生をかけて活動する」と公言。
売名ではなく、本気の覚悟であることを強調しています。
「もう迷惑系ではない。奈良のために尽くしたい」と信頼回復に取り組んでいます。
ごみ問題や観光被害への危機感
奈良では観光公害や治安悪化の声も増えています。
へずまりゅうは、次のような課題に目を向けています。
- 奈良公園の景観悪化
- 防犯カメラの設置不足
- メガソーラー建設による環境不安
市民の声を聞き、現場から市政を変えると訴えました。
その姿勢が「行動力がある」と評価され、支持へとつながっています。
なぜ当選できたのか?支持された理由
奈良県市議に立候補したへずまりゅう氏。
かつての迷惑系YouTuberという過去があるにも関わらず、なぜ当選できたのでしょうか。
その理由には、いくつかの要素があります。
現場での行動が信頼を生んだ
へずまりゅう氏は、奈良公園で清掃やパトロールを地道に続けました。
迷惑系のイメージを払拭し、「言うだけでなく、動く人だ」と評価されました。
市民が直接目にする活動が、信頼へと変わっていきました。
SNSとYouTubeの発信力を活用
へずまりゅうは、元YouTuberとして高い知名度があります。
その影響力を活かし、SNSや動画で政策や思いを発信しました。
これにより、若者やネット世代、無党派層への浸透に成功。
従来の政治家では届かなかった層の心をつかみました。
既存政治への不満が追い風に
「政治家は信用できない」「変化が必要」
そんな声が奈良でも広がっていました。
へずまりゅうは、既存の枠にとらわれない“アウトサイダー”。
その姿勢が、「今のままではダメだ」と感じる市民の共感を呼びました。
まとめ
迷惑系YouTuberとして名を馳せたへずまりゅう。
数々の問題行動や逮捕歴から、「へずまりゅうは何をしたのか」と注目されてきました。
そんな彼が、今や奈良県市議として新たな道を歩み始めています。
奈良公園の鹿を守る活動や、市民目線の現場対応。
かつての過ちを反省し、「行動」で信頼を得た結果とも言えるでしょう。
迷惑系から政治の現場へ。
へずまりゅうの今後の動きが、奈良の未来をどう変えるのか注目が集まります。