Wリーグのスター選手として知られる馬瓜エブリン選手が、2025年夏にデンソーアイリスを電撃退団しました。
その背景には「構想外」という衝撃的な言葉があり、女子バスケットボール界やファンの間に大きな波紋を広げています。
この記事では、馬瓜エブリン選手自身のコメントや状況をもとに、退団の理由や今後の進路についてわかりやすく解説します。
馬瓜エブリン選手がデンソー退団を発表
退団に至った経緯と、馬瓜エブリン選手のコメント内容を整理します。
契約更新オファーが届かず退団決定
2025年6月30日、馬瓜エブリン選手は自身のInstagramで、デンソーアイリスを退団することを発表しました。
「25-26シーズンはデンソーからの更新のオファーがもらえず、退団することになりました」と率直に報告しています。
突然の構想外通告に本人も困惑
馬瓜エブリン選手は、「正直な感想をお伝えすると、困惑しました」「頭が真っ白になりました」と、構想外と告げられた当時の心境を明かしました。
本人にとっても想定外の通告だったことがうかがえます。
モチベーション低下の噂をきっぱり否定
一部では「モチベーションがない」との声も聞かれましたが、馬瓜エブリン選手は「モチベーションがないとここまで働けない」と真っ向から否定。
現役を続ける強い意志と、プロとしての誇りを明確に示しました。
退団理由の核心は「構想外」
クラブ側から明確な説明はないものの、馬瓜エブリン選手が退団に至った背景には、戦力構想からの除外という判断が大きく影響しています。
若手重視などチーム方針の変化か
デンソーアイリスがチームの再編や若手育成に舵を切った可能性があります。
これにより、豊富な実績を持つ馬瓜エブリン選手も、戦力の見直し対象になったのかもしれません。
実績を残しながら構想外
プレーオフでの活躍や安定したスタッツにもかかわらず、馬瓜エブリン選手はクラブの来季構想に含まれませんでした。
この事実は、ファンにとっても受け入れがたいものでしょう。
情報源は本人の発信のみ
クラブからの公式な発表はなく、退団に関する詳細はすべて馬瓜エブリン選手自身のInstagramでの発信が頼りです。
本人の率直な言葉が、退団理由を読み解く唯一の手がかりとなっています。
デンソー加入前のキャリア
馬瓜エブリン選手のデンソー加入前のキャリアを振り返ります。
桜花学園で全国トップの実力を培う
愛知県豊橋市出身の馬瓜エブリン選手は、東郷Bee(ミニバス)から東郷中学校を経て、全国屈指の強豪・桜花学園高校に進学。
高校時代から圧倒的な存在感を放ち、全国大会でも注目されるプレイヤーでした。
アイシンAWウィングスでプロの世界へ
高校卒業後はWリーグのアイシンAWウィングスに加入し、2014年から2017年までプレー。
この期間に馬瓜エブリン選手は、プロとしての土台を着実に築き上げました。
トヨタ自動車で飛躍、日本代表へ
2017年にはトヨタ自動車アンテロープスへ移籍。
持ち前のフィジカルとスピードで中心選手として活躍し、2021年にはチームの初優勝に大きく貢献しました。
この実績が評価され、馬瓜エブリン選手は日本代表入りを果たします。
デンソー在籍時の実績
馬瓜エブリン選手がデンソーアイリスで残した実績と、その貢献を振り返ります。
皇后杯優勝に大きく貢献
2023年にデンソーへ移籍した馬瓜エブリン選手は、1年目からチームに大きなインパクトを与えました。
皇后杯ではそのパフォーマンスが光り、見事優勝に導く立役者に。
その姿は今も多くのファンの記憶に残っています。
安定したスタッツでチームを支える
2024-25シーズンの馬瓜エブリン選手は、平均12.7得点、4.0リバウンド、1.8アシストという安定感ある成績を記録。
攻守にわたって欠かせない存在として、チームの柱となっていました。
プレーオフでは個人表彰も獲得
最後のシーズンとなった2025年春のプレーオフでは、ベスト5にも選出。
馬瓜エブリン選手の存在感と実力は、リーグ内でも高く評価されていたことがわかります。
代表選手としての実力と影響力
馬瓜エブリン選手は国内外での豊富な経験を通じて、その実力と存在感を証明してきました。
東京五輪での銀メダル獲得
2021年、馬瓜エブリン選手は日本代表として東京オリンピックに出場。
攻守にわたるダイナミックなプレーでチームをけん引し、日本バスケットボール史に残る銀メダル獲得に大きく貢献しました。
パリ五輪でも代表入り
続く2024年のパリオリンピックでも、日本代表メンバーに選出された馬瓜エブリン選手。
代表常連としての信頼と実績は、女子バスケ界の中でも際立っています。
若手に希望を与えるロールモデル
馬瓜エブリン選手は、その競技力だけでなく、発信力や率直な姿勢でも注目されています。
コート内外での言動は、若手選手にとって強い憧れと刺激となり、女子バスケットボール界における貴重なロールモデルです。
今後の移籍先やキャリアは?
馬瓜エブリン選手は、現役続行の意志を明確に示しており、その動向に大きな注目が集まっています。
海外リーグ挑戦の可能性も
馬瓜エブリン選手は、これまでの国際経験を活かし、欧州リーグやWNBAなど海外リーグへの挑戦も視野に入れていると考えられます。
世界を舞台に再び躍動する姿を見られるかもしれません。
Wリーグ内での移籍も現実的
Wリーグ内の他クラブが、馬瓜エブリン選手の実績と影響力に注目している可能性も高いです。
新たなチームでの再出発という展開も十分にあり得ます。
引退の選択肢は一切なし
「場所が変わっても頑張る」と語る馬瓜エブリン選手は、現役を続ける強い意欲を持っています。
その前向きな姿勢は、多くのファンの期待を背負って次なるステージへと向かっていることを物語っています。
まとめ
馬瓜エブリン選手のデンソー退団は、クラブの構想外通告による予期せぬ決断でした。
プレーオフでの活躍や代表としての実績を持ちながらも、クラブ方針の変化によって新天地を探すことになったのです。
以下が、この記事の主なポイントです。
- 馬瓜エブリン選手は2025年6月にデンソー退団を発表
- 退団理由は「構想外」と通告され、契約更新のオファーがなかったため
- SNSでは「困惑した」「頭が真っ白になった」と率直な心境を表明
- デンソーでは皇后杯優勝やベスト5入りなど確かな実績を残した
- 日本代表として東京五輪・パリ五輪に出場し、世界でも活躍
- 今後も現役を続ける意欲を示しており、移籍・海外挑戦の可能性も
これまで積み重ねてきた経験と実力を武器に、どの舞台でも輝く姿を見せてくれるはずです。
今後の活躍に期待しつつ、引き続き馬瓜エブリン選手の挑戦を応援していきましょう。