松本麗華さんといえば、オウム真理教の教祖・麻原彰晃(松本智津夫)の三女として知られています。
松本麗華さんは、教団内で「アーチャリー」という名前で育てられましたが、壮絶な差別と葛藤を乗り越え、現在は心理カウンセラーとして活動しています。
この記事では、
- 松本麗華さんの現在の活動状況
- 学歴と大学入学をめぐる差別
- 教団からの脱退と心理カウンセラーとしての歩み
- 壮絶な生い立ちと精神的苦悩
について解説します。
松本麗華の基本プロフィール

松本麗華さんの基本情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 松本 麗華(まつもと りか) |
生年月日 | 1983年4月 |
出身地 | 千葉県船橋市 |
学歴 | 文教大学人間科学部 臨床心理学科 卒業 |
職業 | 心理カウンセラー、著述家 |
所属 | 日本産業カウンセラー協会、日本人間性心理学会 |
家族関係 | 麻原彰晃(松本智津夫)の三女 |
出版物 | 『止まった時計』 |
ドキュメンタリー | 『それでも私は Though I’m His Daughter』(2025年公開) |

松本麗華の現在は?心理カウンセラーとしての歩み
松本麗華さんの現在について解説します。
心理カウンセラーとしての活動
松本麗華さんは、2025年現在、心理カウンセラーとして活動しています。
心理学の専門知識をもとに、個人カウンセリングや講演を行い、心のケアに取り組んでいます。
SNSやブログを通じて、自身の体験や社会問題に対する考察を積極的に発信しています。
特に、「加害者家族も笑顔で生きていい」という力強いメッセージを発信しつづけています。
差別との闘いと社会的支援活動
松本麗華さんは、加害者家族としての差別や偏見にさらされてきました。
- 銀行口座の開設拒否
- 職場で素性を知られた後の解雇
- 映画祭招待中の入国拒否(韓国)
こうした困難の中でも、「一般社団法人 共にいきる」の理事として、加害者家族の支援活動に力を入れています。
松本麗華の学歴と大学入学拒否問題

松本麗華さんの学歴について解説します。
通信教育から文教大学へ
松本麗華さんは、教団の影響で小学校・中学校に通うことができず、通信教育で学びました。
高校は日出高等学校の通信制課程を経て、2004年に文教大学人間科学部 臨床心理学科に入学しています。
入学時には、教祖の娘であることを理由に大学から入学拒否されるという差別に直面しましたが、裁判を通じて入学が認められました。
松本麗華の経歴まとめ|教団との決別から現在まで
松本麗華さんの経歴は、精神的にも社会的にも過酷なものでした。
- 1983年:千葉県で誕生。幼少期から教団内で生活
- 5歳:富士山総本部に移住、「アーチャリー」と命名
- 11歳:正大師に任命。儀式的な地位はあるが実権なし
- 1995年:父の逮捕により教団が崩壊
- 16歳:教団と完全に決別
- 高校・大学を経て、心理カウンセラーとして自立
- 2025年:自身の人生を描いた映画が公開
松本麗華さんは、宗教団体から脱退後も、社会的偏見と向き合いながら過ごしています。
松本麗華の生い立ちは?孤独と葛藤の連続だった日々

松本麗華さんの壮絶な生い立ちについてまとめます。
- 幼少期に教団内で育ち、5歳で「ヨーガの位階」、11歳で「正大師」に
- 実権はなかったものの、教団内で精神的プレッシャーを受け続けた
- 教団による厳しい思想教育、過激な「観念崩壊セミナー」にも関与
- 父の逮捕後は世間からの非難と孤立にさらされ、小中学校の入学拒否も経験
- 教団からの脱退後も、職場での差別、銀行口座の拒否などの困難を経験
- 精神的に追い詰められ、リストカットや自殺衝動を抱えた時期も
- それでも心理学の道へ進み、現在はカウンセラーとして活動
彼女の人生は、宗教団体の影響と、社会からの差別のはざまで苦しみ続けたものです。
松本麗華のまとめ

この記事では、松本麗華さんの現在、経歴、学歴、そして壮絶な生い立ちについて解説しました。
松本麗華さんは、加害者家族という重い十字架を背負いながらも、心理カウンセラーとして人を支え、社会に向けたメッセージを発信し続けています。
この記事の内容をまとめると、以下の通りです。
- 幼少期から教団で育ち、精神的負担を抱えていた
- 小中学校の入学拒否や社会的差別を経験
- 教団からの脱退を決意し、心理学を学んだ
- カウンセラーとして社会貢献をしている
- 加害者家族への理解を求める活動にも尽力
今後も、松本麗華さんの活動に、注目が集まりそうです。