大阪市鶴見区に拠点を置く「一六八建設」。
無許可営業による行政処分や下請け業者への未払いトラブルなど、複数の問題で注目を集めています。
「社長はどんな人物?」「会社の場所や信頼性は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、一六八建設の代表・児島修氏のSNSアカウントを調査。
そして万博工事をめぐる事件の全容までを、わかりやすくまとめています。
一六八建設の社長は児島修氏

大阪市鶴見区に拠点を構える一六八建設の社長は、児島修(こじま おさむ)氏です。
一六八建設の公式HPは、2025年7月現在、Google検索や企業情報サイトなどでも確認できませんでした。

そのため、「一六八建設 社長 児島修」の経歴や人物像についても、詳しい情報は明らかになっていません。
一六八建設の社長の児島修氏のX(旧Twitter)は?
一六八建設の社長である児島修氏のXアカウントについて調査しました。
結果、児島修氏と見られるアカウントは、現時点では見つかっていません。
同姓同名のアカウントは複数確認できましたが、会社や本人との関連性は不明です。
一六八建設の社長の児島修氏のインスタグラムは?
次に、「一六八建設 社長 児島修」のInstagramアカウントを調べました。
残念ながら、こちらも児島修氏と特定できるアカウントは見つかっていません。
SNSを利用していない、あるいは非公開設定の可能性が高いと考えられます。
一六八建設の社長の児島修氏のFacebookは?
Facebook上にも、児島修氏と思われる情報は確認できませんでした。
こちらも同姓同名のアカウントはいくつか存在していますが、一六八建設の社長・児島修氏本人とは結びつかない状況です。
一六八建設会社はどんな会社?
一六八建設は、2023年8月1日に設立された新しい建設会社です。
会社所在地は大阪市鶴見区で、建設業を中心に事業を展開しています。



資本金は4,000万円と、地域密着型の中小建設業としては、比較的大きな規模感といえるでしょう。
一六八建設会社住所は?
一六八建設の本社住所は、大阪市鶴見区今津北五丁目2番23号です。


ただし、Googleマップで現地を確認したところ、該当住所には一六八建設の看板や会社表記は確認できませんでした。



死角に位置している、看板が非常に小さい、あるいはそもそも掲げていないなど、いくつかの可能性が考えられます。
また、愛知県名古屋市にも支店があるようです。
名古屋支店の所在地は、以下の通りです。
〒462-0012
愛知県名古屋市北区楠4丁目619-2
一六八建設会社をめぐる一連の事件
一六八建設をめぐっては、無許可営業による行政処分や、経理トラブルによる告訴騒動など、複数の問題が相次いでいます。
ここでは、現在までに判明している事実を整理しました。
【トラブル①】一六八建設が営業停止処分に


一六八建設は、2025年7月22日付で大阪府から、建設業に係る営業の全部停止命令を受けました。
処分理由は、建設業法第3条第1項に違反し、許可を受けないまま大阪市内の民間工事を請け負ったことによるものです。
建設業法第3条第1項は、「建設工事を請け負って営業するには、国または都道府県から許可を受けなければならない」というルールを定めています。
この命令は、大阪府知事の名で正式に告示されており、法的拘束力のある行政処分となっています。
- 営業停止期間:2025年8月6日〜9月4日(30日間)
- 告示日:2025年7月23日
- 法的根拠:建設業法第28条第2項第2号



今回の処分により、以降の営業活動は大幅に制限され、今後の事業継続にも影響が出る可能性があります。
【トラブル②】経理横領疑惑と未払いトラブル


一六八建設をめぐっては、経理担当者による横領疑惑と、下請け業者への1億円超の未払いトラブルも大きな問題となっています。
1億円の未払いが発生
問題となっているのは、2025年大阪・夢洲での万博アンゴラ館建設工事です。
一六八建設は元請け会社として下請け5社に工事を依頼していたものの、約1億円の工事代金を未払いのままとなっていました。
この件について、一六八建設 社長 児島修氏は以下のように釈明しています。
- 「経理担当社員が、2023年11月〜2024年5月にかけて、会社の口座から約1億2,000万円を不正に引き出した」
- 「その影響で資金繰りが急速に悪化し、下請けへの支払いができなくなった」
この横領疑惑を受けて、2025年7月28日、児島修社長が大阪府警に刑事告訴状を提出しました。
経理担当者の反論
一方で、経理担当者は横領の事実を全面的に否定しています。
- 「会社がもともと自転車操業状態だった」
- 「自身が会社に貸していたお金を、口座から回収しただけ」
- 「資金は別の工事の支払いに充てただけで、横領ではない」
といった主張を展開しており、双方の主張は大きく食い違っています。
今後の見通し
児島修社長の告訴を受けて、警察は捜査に着手しています。
ただし、実際に金がどこに流れたのか、横領の事実関係を明らかにするには時間がかかる見込みです。
仮に資金の所在が不明なままであれば、下請け業者への全額返済が困難となる可能性もあります。



この事件は、万博事業の信頼性や、建設業界全体への信用にも影響を及ぼしており、今後の捜査と報道が注目されています。
まとめ


一六八建設 社長 児島修氏をめぐっては、無許可営業による営業停止処分、経理担当者との横領トラブルと1億円超の未払い問題など、複数の問題が表面化しています。
設立からわずか2年足らずの会社で起きたこの一連の混乱は、建設業界のコンプライアンス不全や多重下請け構造の限界を浮き彫りにしました。
SNSや報道でも、「なぜこんな会社に公共工事が任されたのか」「上位請けの責任は?」といった声が噴出しており、今後の行政対応や万博運営体制の見直しも求められています。
今後、児島修氏の告訴によって警察の捜査が進み、真相が明らかになるにつれ、より深刻な社会的影響が出る可能性もあります。