「池江璃花子は、いつ引退してしまうの?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
白血病という大病を乗り越え、数々の試練を経てオリンピックに出場し続けた池江璃花子選手。
その彼女が、2028年のロサンゼルス五輪をもって引退することを明言しました。
この記事では、引退の背景や過去の実績、病気との闘い、そして最後にかける想いについてまとめます。
池江璃花子の引退は、2028年

池江璃花子選手は、2028年のロサンゼルスオリンピックを最後に、現役を引退する決意を固めています。
彼女は、2025年7月下旬に、シンガポールで行われる世界水泳選手権に出場後、ロス五輪で競技人生に区切りをつけると表明しました。
引退を決意した理由
池江選手が引退を決意した背景には、「やり切った」という実感と、これまでの競技人生への深い納得感があります。
2019年には白血病と診断され、一時は水泳から完全に離れることになりましたが、過酷な治療を乗り越え、わずか数年で東京・パリと2度のオリンピックに出場。
現在は病気の症状も見られず、医師からも「完全寛解」と診断されるまでに回復しています。
重い病を経験しながらも、数々の大会で好成績を残してきた彼女の歩みは、まさに驚異的。

「やり切った」と言えるだけの努力と結果があります。
池江璃花子のこれまでの成績


池江璃花子選手のこれまでの輝かしい実績を、年表形式で紹介します。
年 | 年齢 | 大会名 | 主な成績・獲得タイトル |
---|---|---|---|
2015年 | 15歳 | 日本選手権水泳競技大会 | 50mバタフライ優勝 |
2016年 | 16歳 | 日本選手権 | 50m自由形、200m自由形、100mバタフライ優勝 |
リオ五輪 | 100mバタフライ5位(7種目出場) | ||
2017年 | 17歳 | 日本選手権 | 女子初の5冠達成 |
世界ジュニア選手権 | MVP・複数メダル獲得 | ||
2018年 | 18歳 | アジア大会 | 女子初6冠・MVP獲得 |
2019年 | 19歳 | 白血病を公表 | 競技を一時離脱 |
2020年 | 20歳 | 競技復帰 | 約1年7か月ぶりのレース出場 |
2021年 | 21歳 | 東京五輪 | メドレーリレーで8位入賞 |
2024年 | 24歳 | パリ五輪 | 100mバタフライ決勝進出 |
2025年 | 25歳 | 世界水泳(予定) | 50mバタフライでメダル狙う |
15歳で初めて日本選手権を制したとき、全国の水泳ファンがその才能に驚かされました。
その後も日本記録の更新や、国際大会での快進撃を続け、若くしてトップスイマーの地位を確立。



ずば抜けた実績を誇る池江璃花子選手の歩みは、「やり切った」という言葉にふさわしいものです。
白血病という大病を乗り越えた奇跡


池江璃花子選手が白血病から競技復帰し、オリンピックに出場した事実は、まさに奇跡です。
2019年2月、オーストラリア合宿中に体調不良を訴え、帰国後の検査で急性リンパ性白血病と診断されました。
約10か月に及ぶ治療の末、同年12月に退院。
そこから復帰を目指し、2020年8月には東京都の大会で実戦に復帰します。
復帰からわずか1年で東京五輪出場を果たし、さらにパリ五輪にも出場しました。



「泳げることの喜び」と「諦めない強さ」が、池江璃花子選手を再び世界の舞台に導いたのです。
オリンピックではまだメダルなし


池江璃花子選手は、これまで数々の大会で輝かしい実績を残してきました。
しかし、オリンピックという舞台では、まだ個人種目でのメダル獲得には至っていません。
- リオ2016:100mバタフライで5位入賞
- 東京2020:400mメドレーリレーで8位入賞
- パリ2024:100mバタフライで決勝進出
このように、世界のトップと競り合う実力を持ちながらも、メダルにはあと一歩届かない結果が続いています。
それでも、アジア大会や世界ジュニア選手権などでは金メダルを多数獲得し、国際舞台での評価は非常に高い選手です。



2028年のロサンゼルス五輪が現役最後の舞台となるだけに、ぜひそこで有終の美を飾ってほしいところです。
まとめ:集大成へ向かう池江選手に注目


この記事では、池江璃花子選手の引退に関する情報と、これまでの実績を紹介しました。
池江璃花子選手は、白血病を乗り越えて第一線に復帰し、オリンピック3大会連続出場という偉業を達成しています。
池江璃花子選手は、2028年のロサンゼルス五輪を区切りに、現役引退を予定。
まさに競技人生の集大成を迎えようとしています。
- 池江選手は2028年ロサンゼルス五輪を最後に現役引退予定
- 引退の理由は「やり切った」という実感と競技人生への納得感
- 白血病を乗り越えての復帰は「奇跡」
- オリンピックではまだメダルはまだなし
- 最後の五輪で有終の美を飾ることが期待されている
これまで数々の困難を乗り越えてきた池江璃花子選手。
池江璃花子選手の最後の挑戦を、ぜひ私たちも見届け、心からの声援を送りましょう。