【怪文書の全文を公開】誰が送った?田久保市長の学歴詐称疑惑と3つの不自然な点

伊東市の田久保市長の学歴詐称問題が、連日ニュースやSNSで話題になっています。

この事件は、田久保真紀市長が東洋大学卒といつわり、実際には除籍だったという事件。

この学歴詐称疑惑発端は、市役所や報道機関に送りつけられた、ある怪文書でした。

この記事では、田久保市長の学歴詐称問題で出回った怪文書の全文を公開。

さらに、怪文書は、誰が何のために送ったのかについても考察します。

目次

伊東市議会当てに送られてきた怪文書の全文

ここでは、実際に伊東市議会や報道機関へ届けられたとされる怪文書の全文を掲載します。

東洋大学卒ってなんだ!

彼女は中退どころか、私は除籍であったと記憶している

こんな嘘つきが市長に選ばれるなんて信じられない!

議会に真実の追求を求める!

※こんな嘘つき、卒業証書の偽造には注意を。

この怪文書は、2025年6月上旬、市議会議員全員に向けて郵送で送付されたものです。

茶封筒に入れられ、切手が貼られた普通郵便の形で届いています。

怪文書が届いてからの対応

伊東市議会に怪文書が届いてから、田久保市長が記者会見を開くまでの流れを時系列で整理しました。

怪文書をきっかけに、どのような経緯で学歴詐称疑惑が発覚し、公表に至ったのかがわかります。

田久保市長 学歴詐称疑惑発覚から記者会見までの時系列
2025年6月上旬

市議会議員全員に、「田久保市長は東洋大学を卒業していない」という内容の怪文書が届きました。

同時期、田久保市長は怪文書の内容を「単なる怪文書」と断言し、「恐怖を感じた」として調査や説明を行わない方針を示しました。

2025年6月中旬

田久保市長は市議会議長・副議長に対し、卒業証書らしきものを一瞬だけ見せたものの、写しの提出や正式な開示は拒否しています。

「証拠に基づかない怪文書には対応しない」との姿勢を崩しませんでした。

2025年6月下旬

伊東市議会本会議で、怪文書の内容が正式に取り上げられます。

2025年7月2日

田久保市長がついに記者会見を開き、「東洋大学卒業ではなく、実際は除籍だった」と正式に認め、公表

「卒業したと勘違いしていた。詐称の意図はなかった」と説明し、市民や関係者に謝罪しました。

このように、田久保市長は、最初は怪文書を「無視」する姿勢でした。

しかし、世論や議会での追及を受け、最終的には、除籍の事実を認める流れとなりました。

怪文書のおかしな点

出回った怪文書には、よく読むと不自然に感じる点がいくつかあります。

ここではその具体例を3つ挙げて整理します。

1. 「私は除籍であったと記憶している」——矛盾した記述

怪文書には「田久保市長は東洋大学を卒業していない。私は除籍であったと記憶している」という趣旨の文が含まれていました。

しかし、通常除籍情報は大学側から外部に公表されることはありません

除籍通知は本人宛に届きますが、それ以外の人が確認することは困難です。

もし本当に内部関係者がリークしたとしても、「除籍であった」とまで断定的に書くのは極めて不自然です。

2. なぜ市長本人ではなく議会宛なのか?

怪文書は市長本人に送られるのではなく、市議会全員に向けて送付されています。

本当に真実を求めるのであれば、まず市長に直接問い合わせる方が自然です。

それをせず、いきなり議会宛に送りつけている点から、

政治的な意図やイメージ操作を狙った可能性も考えられます。

市長の周囲の関係者が何度か確認したものの、認められなかった結果として怪文書に至った——

そんな裏事情も推測されますが、確証はありません。

3. 卒業証書偽造にまで言及——リークの可能性?

怪文書の文末には、「こんな嘘つき、卒業証書の偽造には注意を」という強い表現が含まれています。

実際、今回の事件では田久保市長が議長・副議長にチラ見せしたとされる卒業証書の真偽が、大きな争点となっています。

しかし冷静に考えると、単なる学歴詐称を告発する際に、

いきなり「偽造」まで言い切る文言を最初から入れるでしょうか?

この点から考えられるのは、

怪文書が送られる前の段階で、卒業証書らしきものを実際に見た人物が存在し、その人物が「怪しい」と感じた内容をリークした可能性が高いということです。

単なる憶測だけではなく、

何らかの内部情報に基づいた告発だった可能性も否定できません。

誰が送った?これまでに卒業証書が見せられた場面

怪文書が送りつけられる以前に、田久保市長の卒業証書を確認できた人物は限られています。

その点からも、送付者の手がかりを考察することができます。

1つ目の場面:市議会議長・副議長へのチラ見せ(2025年6月上旬)

最初に浮かぶのは、怪文書が届いた後、市長室で市議会議長と副議長に対して卒業証書を一瞬見せた場面です。

しかし、これは怪文書送付の後であり、送付前に証書を確認した場面とは言えません。

したがって、この場面は送付者特定のヒントにはなりません。

2つ目の場面:2025年5月 広報課長による確認

事件発覚前、田久保市長が当選直後に市の広報に経歴を掲載する際、

秘書広報課長が学歴確認のために卒業証書を見せてもらったという事実があります。

この際の詳細は次のとおりです。

  • まず市長は「卒業アルバム」を提示し、「これが私です」と集合写真を指さしました。
    しかし、写真からは本人かどうか判別できなかったとされています。
  • そこで、広報課長が「卒業証明できるものを」と求めたところ、市長は机の上に卒業証書とされる書類を出しました。
  • 広報課長は「卒業している」と理解し、市の広報に掲載しました。
    しかし、「コピーを取らせてほしい」と依頼した際は「そこまで必要ないのでは」と断られたと証言しています。

この場面が、怪文書送付前に卒業証書らしきものを実際に見た唯一の機会だったと考えられます。

「目星もついている」——政争の可能性も

田久保市長自身は、怪文書の作成者について「目星もついている」と公言しており、

背景に、政争や内部対立があった可能性を示唆しています。

広報課内部や、広報課長と市長のやりとりを知る人物が関わっていたと考えるのが自然かもしれません。

実際に卒業証書を直接見た立場でなければ、「偽造」まで言及する内容を怪文書に記すのは不自然だからです。

まとめ

伊東市の田久保市長をめぐる学歴詐称問題は、2025年6月上旬、市議会議員宛に送りつけられた怪文書がきっかけでした。

その怪文書には、東洋大学卒業ではなく除籍だったという具体的な指摘。

さらに、卒業証書偽造への注意喚起まで含まれており、通常の告発文としては異例なほど踏み込んだ内容でした。

怪文書の作成者は、現在も特定されていません。

ただし、事件発覚前に卒業証書らしきものを確認した人物や、市役所内部の関係者が関わっている可能性も一部で指摘されています。

田久保市長自身も「目星はついている」と発言しており、政争や内部対立が背景にあるとの見方もあります。

今回の問題を通じ、市民や関係者には、冷静に事実を見極める姿勢が求められています。

うわさや怪文書に惑わされず、正しい情報に基づいた判断を心がけましょう。

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