札幌で、魂を揺さぶる現代アートに出会いたい。
そんなあなたの願いを叶える展覧会が、2025年夏、ここ北海道で実現。
小松美羽というアーティストをご存知だろうか。
神獣や龍、エゾオオカミ……霊性と祈りをイメージさせるその作品は、国内外を問わず高く評価されている。
そして、ついに札幌芸術の森美術館にて、初の道内個展が開催。
札幌で小松美羽から「祈り」のエネルギーを受け取る体験。読者のあなたに、その魅力と価値を、しっかりと伝えたい。
札幌芸術の森美術館で小松美羽の世界に触れる

※記事内の画像は全てPRTIMES「札幌テレビ放送株式会社 2025年4月17日」より引用
札幌で初めて開催される小松美羽さんの展覧会「祈り 宿る」。
この夏、アートと自然が調和する札幌芸術の森美術館で、その世界観を存分に体感できます。
展覧会の全体像
小松美羽さんの作品世界を深く堪能できる、北海道初の大規模個展。
神獣や祈りをテーマとした約70点の作品が一堂に会します。
特に、北海道の自然に着想を得た新作は見逃せません。
この展覧会では、「宇宙」「霊性」「大調和」といった小松さん独自の視点が、札幌の自然と共鳴するように展示されるのが特徴。
訪れる人の感性を刺激し、精神的な気づきや癒しを与えてくれることでしょう。
開催概要
- 会期:2025年7月5日(土)~8月31日(日)※会期中無休
- 時間:9:45~17:30(最終入館 17:00)
- 会場:札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2丁目75)
- 前売券発売開始日:2025年4月19日(土)10:00〜
自然に囲まれた美術館の立地も、作品の「祈り」と深くリンクします。
鑑賞後は美術館周辺の自然を散策するのもおすすめです。
チケット価格
料金設定は以下の通り。前売券の利用でお得に入場可能です。
- 一般:1,600円(前売1,400円)
- 高校・大学生:1,000円(前売800円)
- 小・中学生:500円(前売300円)
- 65歳以上:1,300円(団体1,000円)
- 未就学児・障がい者および付き添い1名:無料
札幌で小松美羽さんのアートと触れ合う、貴重な機会。
前売券は各プレイガイドやオンラインでも購入できますので、早めの確保がおすすめです。
小松美羽とは?アーティスト像

神獣と祈りを描き続ける現代アーティスト、小松美羽。
その作品は、視覚的な美しさにとどまらず、精神世界とのつながりを呼び覚ます力を持っています。
現代アーティストとしての成長
1984年、長野県坂城町に生まれ、豊かな自然に囲まれて育った小松美羽さん。
幼いころから「目に見えないもの」を感じる感性を持ち、それが後の創作活動の根幹となりました。
芸術の道へ進んだ彼女は、女子美術大学短期大学部にて銅版画を学ぶ。
在学中に発表した作品『四十九日』が高い評価を受け、プロのアーティストとしての道を歩み始めます。
その後はアクリル絵画、有田焼による立体作品、ライブペインティングなど表現の幅を広げ、いまやパブリックアートの分野にも進出。
その成長は、まさに“霊性を描くアーティスト”としての軌跡と言えるでしょう。
世界で評価される作風
小松美羽さんの作品テーマは、「霊性」「万物のつながり」「大調和」。
神獣や龍、狛犬など、古来より人々の祈りや信仰の対象であった存在たちを独自の視点で描き出します。
代表作の一つ《天地の守護獣》(有田焼)は、英国のチェルシー・フラワー・ショーに出展され、のちに大英博物館に収蔵。
いまも常設展示として多くの人々の目に触れています。
また、近年は環境問題にも関心を寄せ、自然と調和したアートの在り方を模索。
ライブペインティングでは、会場の空気感を即興的に取り入れながら、まさに“今”の祈りを形にしています。
札幌展の見どころを語る
本展「祈り 宿る」では、小松さんが北海道の自然から着想を得た新作が多数展示されます。
とくに注目は、雪景色の中に登場するエゾオオカミのスピリットたちを描いた《雪の日、エゾオオカミのスピリット達の呼びかけにたくさんの仲間たちがやって来たよ》。
白銀の世界に響く“呼びかけ”は、自然の声そのもの。
北海道の静謐な冬を通じて、祈りの普遍性を表現しています。
また、龍や狛犬といった神獣に北海道の風土が重なることで、これまでにない新たな「祈りのかたち」が生まれています。
札幌芸術の森美術館の自然と調和した空間で鑑賞することで、その世界観はさらに深まり、鑑賞者に精神的な余韻を残すことでしょう。
この展覧会は、アートの枠を超え、「魂の共鳴」を体感できる貴重な機会。
小松美羽さんの創作の本質に触れる場として、札幌の地でしか味わえない深い感動が待っています。
展覧会の見どころ|札幌で「祈り」と向き合う時間
小松美羽さんの展覧会「祈り 宿る」は、ただのアート鑑賞にとどまらない。
目に見えないものと心を通わせる、内面的な旅のような体験です。
ここでは、特に注目すべき3つの視点をご紹介します。
神獣が持つ「祈りの力」

龍、狛犬、エゾオオカミ──。
小松さんの作品に頻繁に登場するこれらの神獣たちは、ただの幻想上の生き物ではありません。
それぞれが、目に見えぬ存在に対する畏敬、そして人間の祈りを代弁する象徴として描かれています。
神聖でありながら、どこか身近に感じられるその存在は、札幌という自然と共生する街で見ることで、いっそうリアリティを帯びてきます。
目が合ったときに感じる静かな圧力と優しさ──それは、「祈り」の本質と対峙する瞬間でもあるのです。
北海道発の新作、雪と森の共鳴

この展覧会の大きな魅力は、札幌でしか見られない“北海道ならでは”の新作群。
《雪の日、エゾオオカミのスピリット達の呼びかけにたくさんの仲間たちがやって来たよ》は、まさにその象徴です。
エゾオオカミという北海道の記憶に深く根ざした存在を中心に描かれた絵は、雄大な雪原と静謐な森の中で精霊たちがささやくような空気感を漂わせます。
それは、観る者の心にやさしく入り込み、土地の記憶と自身の記憶を結びつけるような感覚を呼び起こします。
道産子にとっては、どこか懐かしく、あたたかい体験となるはずです。
大型作品で感じる宇宙との調和感

小松さんの作品の中でも、特に圧倒的な存在感を放つのが、宇宙観を描いた大型アクリル作品です。
「生命」「宇宙」「精神世界」――それらをキャンバスに封じ込めたような一枚一枚は、観る人を一瞬で引き込み、圧倒します。
札幌芸術の森美術館の開放的な展示空間は、そうした大作の力を最大限に引き出す舞台。
視界いっぱいに広がる神秘のビジョンは、物理的なスケールだけでなく、精神的な広がりをもたらします。
祈りと宇宙の調和──その境地に触れる、またとない機会です。
まとめ|札幌で「祈り」に出会う夏

今回は、現代アーティスト・小松美羽さんと、その初の北海道個展「祈り 宿る」についてご紹介しました。
今回札幌で開催されるこの展覧会は、神獣に込められたメッセージ、北海道の自然と共鳴する作品群、そして“祈り”という普遍的なテーマに満ちています。
それらすべてが、札幌という地で出会うことで、より深く、より鮮明に心に響いてきます。
この夏、あなたの心を静かに揺さぶる体験が、札幌芸術の森で待っています。
見えないものを感じ、いまを見つめ直す──そんな豊かな時間を、小松美羽さんの世界の中で、ぜひ過ごしてみてください。