「ゼッテリアって何?」「北海道にあるの?」
最近SNSやニュースで見かけるようになったこの名前に、そんな疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。
ゼッテリアは、あの「ロッテリア」から生まれた“進化系バーガーショップ”。
今回はそのゼッテリアが北海道に初出店したというニュースを受けて、ブランドの背景から道内の店舗情報まで、分かりやすく解説します。
ゼッテリアとは?新ブランドの正体
ゼッテリアは、ロッテリアから生まれた新しいハンバーガーブランド。 その誕生の背景やブランド名の意味、全国での展開状況について紹介します。
なぜゼッテリアに?
ゼッテリアは、「すき家」「はま寿司」などを手がけるゼンショーホールディングスが立ち上げた新ブランドです。
2023年4月、ロッテリアはゼンショーグループの傘下に入りました。
その後、一部のロッテリア店舗が「ゼッテリア」へとブランド転換。
つまりゼッテリアは、ゼンショーグループによる“第2のバーガーチェーン”という位置づけ。
これまでのロッテリアの魅力を活かしつつ、より洗練されたサービスや商品で、新しい顧客層を開拓しようとしています。
ゼッテリアの「ゼ」ってなに?
ブランド名の「ゼッテリア」は、「絶品バーガー」の「ぜ」と、ゼンショーの「ゼ」に由来します。
ロッテリアで人気だった“絶品シリーズ”をベースに、さらに高品質かつ現代的なブランドへと進化させたのがゼッテリア。
ロゴや店内の雰囲気も刷新され、これまでのロッテリアとは一線を画すイメージチェンジが図られています。
全国では既に60店舗以上展開中
ゼッテリアの1号店は、2023年9月に東京都港区の田町芝浦にオープン。
その後、全国のロッテリア店舗を順次転換する形で拡大し、2025年には全国で60店舗を超えるまでになっています。
一方で、ロッテリアも約240店舗が引き続き営業中。
ゼンショーグループは、ロッテリアとゼッテリアを並行して展開しています。
北海道に初出店!ゼッテリア サッポロファクトリー店
2025年6月、北海道にもついにゼッテリアが初上陸。その詳細を見ていきましょう。
2025年6月オープンの1号店
北海道第1号店は、札幌市中央区の商業施設「サッポロファクトリー」内に誕生しました。
場所は1条館2階で、買い物や映画ついでに立ち寄れる好立地。
ファミリー層や観光客にも利用しやすく、週末は特ににぎわいを見せています。
オープン当日には多くのメディアが取材に訪れ、SNSでも話題に。ゼッテリア北海道上陸のインパクトは大きく、多くの注目を集めました。
メニュー例と価格帯
ゼッテリアで注目すべきは、ロッテリア時代から人気を集めてきた「絶品」シリーズ。
- 絶品チーズバーガー
- 絶品ビーフバーガー
- 絶品牛カルビチーズバーガー
どれも肉のジューシーさとチーズのコクが際立ち、見た目・ボリュームともに満足度の高い仕上がり。
価格帯はやや高めですが、「値段以上の味」と評する声も少なくありません。
他にも北海道に広がる可能性
現在、北海道内のロッテリアは全24店舗。
- 札幌市:10店舗
- 函館市、苫小牧市、旭川市:各2店舗
- その他:北斗市、江別市、三笠市、帯広市、釧路市、士別市、名寄市、稚内市などに1店舗ずつ
この中から今後、ゼッテリアへのブランド転換が進む可能性も十分あります。
ゼッテリアが北海道各地で食べられる日も、そう遠くはなさそうです。
ゼッテリアとロッテリア、何が違う?
名前は似ていても、ブランドとしての方向性や魅力には明確な違いがあります。
味やメニューの違い
ゼッテリアは、ロッテリアで長年親しまれてきた「絶品バーガー」をさらに磨き上げたラインナップに特化。
チーズやパティのクオリティを高め、「ワンランク上のハンバーガー体験」を目指しています。
一方、ロッテリアはエビバーガーやリブサンド、ふるポテなど、幅広いメニューが特徴。
ファストフードらしい気軽さとバラエティの豊かさを武器に、老若男女に愛されています。
ブランドイメージと店内デザイン
ゼッテリアは、店舗デザインや雰囲気もスタイリッシュに刷新。
木目調の内装や落ち着いた照明が特徴で、若者やカフェ利用にもフィットする空間づくりがされています。
対してロッテリアは、どこか懐かしさのある親しみやすい雰囲気。
ファミリー層や学生、年配層にも受け入れられるユニバーサルなスタイルです。
ロッテリアとの共存と住み分け
ゼンショーグループは、ロッテリアとゼッテリアを“競合”ではなく“共存”させる方針。
ロッテリアは広く大衆向け、ゼッテリアはトレンド志向の層へと、それぞれ異なるニーズに対応しています。
北海道でも、この2ブランドが共に展開されることで、選ぶ楽しさや食の幅がさらに広がっていきそうです。
ゼッテリアとロッテリアの比較表を表示
項目 | ゼッテリア | ロッテリア |
---|---|---|
ブランド誕生 | 2023年、ロッテリアから派生 | 1972年創業の老舗 |
運営会社 | ゼンショーホールディングス | ゼンショーホールディングス(旧ロッテHD) |
主な特徴 | 絶品バーガー中心、ワンランク上の品質 | 定番&多彩なラインナップ、親しみやすさ |
代表メニュー | 絶品チーズバーガー、牛カルビチーズなど | エビバーガー、リブサンド、ふるポテなど |
価格帯 | やや高め(セット790円~910円) | 一般的なファストフード価格 |
店舗デザイン | モダン、落ち着いたカフェ風 | シンプルで気軽な雰囲気 |
ターゲット層 | 若年層・こだわり派・新しもの好き | 幅広い世代・家族連れ・学生など |
北海道の展開状況 | 2025年6月に初出店(サッポロファクトリー) | 道内24店舗(札幌・旭川・帯広ほか) |
まとめ
ゼッテリアは、ロッテリアの魅力を引き継ぎながら、新たな価値を打ち出した進化系ハンバーガーブランド。
ゼンショーグループの手によって、全国で着実に拡大を続け、2025年にはついに北海道にも上陸しました。
札幌の「サッポロファクトリー店」を皮切りに、今後は道内のロッテリア店舗がゼッテリアへ転換される可能性も。
親しまれてきたロッテリアの安心感と、ゼッテリアの新鮮な刺激。
その両方が選べる時代が来たともいえます。
北海道バーガーシーンは、これからもっと面白くなる。
おでかけのついでに、話題の「ゼッテリア 北海道」をぜひ体験してみてください。