世界的ミュージシャン・YOSHIKIさんが、北海道余市町で日本産ワインプロジェクトを始動させました。
音楽界の第一線で活躍するYOSHIKIさんが、ワイン造りに挑むことに驚いた方も多いかもしれません。
なぜ、YOSHIKIさんはワイン作りを始め、日本で、しかも北海道・余市という地を選んだのか。
この記事では、その理由や背景に加え、プロジェクトの詳細やYOSHIKIさんのワインへの情熱までを、余すことなくお伝えします。
- YOSHIKIさんがワイン造りを始めた理由
- なぜ日本、そして余市町を選んだのか
- ワインプロジェクトの詳細と協力者
- フィールドオブドリームスワイナリーの役割
- 今後の展望と販売時期
YOSHIKIがワイン造りに込めた想い
YOSHIKIさんがワイン造りに取り組むことになった背景と、その情熱を紐解きます。
カリフォルニアで始まったYOSHIKIのワイン人生
2009年、YOSHIKIさんはアメリカ・カリフォルニア州のナパ・バレーでワイン造りをスタートしました。
「Y by YOSHIKI」という自身のブランドを立ち上げ、音楽と同じように細部にこだわるものづくりに挑戦しました。

「Y by YOSHIKI」はワイ・バイ・ヨシキと読みます。
著名醸造家との協業による高品質ワイン
プロジェクトでは、ナパ・バレーの名門・モンダヴィ家のロブ・モンダヴィJr.とタッグを組みました。
世界的評価を受けるワインを生み出し、多くのワイン愛好家を魅了しています。
自ら味を追求し続けてきたクリエイター気質
YOSHIKIさんは、テイスティングやブレンド作業にも自ら参加。
ピアノやドラムと同じく「自分で音を確かめるように味を確認する」と語り、ワイン造りにもその繊細な感性を活かしています。
選ばれた余市の魅力とは
北海道余市町は、YOSHIKIさんが日本でのワイン生産地として選んだ場所です。
余市の風土とピノ・ノワールの相性
余市町は、冷涼な気候と、火山灰由来のミネラル豊かな土壌が特徴です。
ブルゴーニュ原産のピノ・ノワールに適しており、国内でも高品質なブドウが収穫できる産地として知られています。
曽我貴彦氏のワインに惹かれて
YOSHIKIさんは、余市町に拠点を置く「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦氏のワインに感銘を受けたと語っています。
その味わいの奥深さに惚れ込み、日本でワインを造るなら余市しかないと決断したのです。
観光と美食の融合を目指す構想
YOSHIKIさんは、余市を「ワインと美食の観光地」として世界に発信したいという構想も語っています。
単なるワイン造りにとどまらず、地域全体の魅力向上に貢献したいという想いが込められています。
日本産ワインプロジェクトの全貌
2025年5月30日、北海道余市町で日本産ワインプロジェクトが正式に始動しました。
苗植えされたピノ・ノワールと畑の概要
YOSHIKIさんが訪れた調印式では、町内に設けられた専用畑で苗植えを実施。
面積は約0.4ヘクタールで、約1,200本のピノ・ノワールの苗が植えられる予定です。
赤ワインを中心とした生産が計画されています。
プロジェクトの主な連携パートナー
プロジェクトには、曽我貴彦氏に加え、余市町の「フィールドオブドリームスワイナリー」が参加。
ブドウの栽培とワインの醸造を担う重要なパートナーとして、地域の未来を共に描いています。
出荷予定は2028年、日本産初の「Y by YOSHIKI」
苗の収穫は、再来年(2027年)の10月を予定。
ワインとしての出荷は、早ければ2028年になる見通しです。



日本で初めて造られる「Y by YOSHIKI」は、世界中の注目を集めそうです。
フィールドオブドリームスワイナリーとは?
今回のプロジェクトの拠点となっている「フィールドオブドリームスワイナリー」は、地域に根差しながら新たな挑戦を続ける注目のワイナリーです。
新進気鋭のワイナリーが余市に誕生
2011年からワイン用ブドウの栽培を開始し、2022年には自社醸造を本格スタート。
革新的な取り組みを重ねる姿勢は、多くの若手生産者から支持を集めています。
若手農業者と共に歩む地域再生モデル
地域の若手農業者と連携し、栽培技術の向上に取り組んでいます。
人材育成にも注力しており、地域ぐるみで支えるワイン造りを実現しています。
ワイン文化と観光資源としての可能性
今後は、ワインツーリズムの拠点としての役割にも期待が高まります。
畑をめぐる体験型観光や、試飲・販売を楽しめる施設の整備も進められています。
まとめ|YOSHIKIが余市に託したのは「日本の美」の表現
YOSHIKIさんが余市町で新たに始めた日本産ワインプロジェクト。
彼の情熱と美意識が込められた挑戦であり、地域と世界をつなぐ架け橋でもあります。
この記事の内容をまとめると、以下のようになります。
- YOSHIKIさんは2009年からナパ・バレーでワイン造りをしていた
- 「Y by YOSHIKI」として品質にこだわったワインをリリース
- 日本での初の生産地として北海道余市町を選んだ
- ドメーヌ・タカヒコの曽我貴彦氏と、フィールドオブドリームスワイナリーが協力
- 専用畑にピノ・ノワールを約1,200本植樹
- ワインの出荷は2028年を予定
- 地域の観光活性化にもつながるプロジェクトとして注目
YOSHIKIさんの挑戦が実を結ぶ日を、ぜひ一緒に見届けましょう。