苫小牧の老舗「株式会社三星(みつぼし)とは?」よいとまけなどの銘菓とともに歩む北海道の味と想い

北海道・苫小牧市を代表する老舗菓子メーカー「株式会社三星」。

創業100年を超える歴史を持ち、地元特産のハスカップを使った「よいとまけ」などで広く知られています。

この記事では、三星の企業背景から主力商品、地域貢献まで、道民目線で丁寧に解説していきます。

この記事でわかること
  • 株式会社三星の歴史と企業概要
  • 人気銘菓「よいとまけ」やその他主力商品の魅力
  • 地元特産ハスカップを活かした商品開発のこだわり
目次

苫小牧の老舗・株式会社三星とはどんな会社か

三星の成り立ちから現在の規模まで、会社の全体像を紹介します。

小樽創業から苫小牧へ、100年以上の歴史

株式会社三星は、1898年(明治31年)に小林慶義氏によって小樽で創業されました。

その後、1964年に株式会社化し、現在は苫小牧市に本社を構えています。

北海道に根差した菓子作りを続け、道民に愛される存在となっています。

現在の会社概要と北海道内での展開状況

本社は苫小牧市字糸井に所在し、道内に約24〜30店舗を展開。

従業員数は約255名、年商は17億円と、地域に根ざしながらも安定した経営を行っています。

理念「三惚れマーク」に込められた想い

三星の企業理念「三惚れマーク」は「仕事に惚れる」「郷土に惚れる」「家族に惚れる」という3つの価値観から構成されています。

この理念が社員一人ひとりの誇りとモチベーションにつながり、品質の高い商品づくりへと反映されています。

看板商品「よいとまけ」など、三星の人気スイーツたち

道産素材を活かした銘菓やパンのラインナップを掘り下げます。

「よいとまけ」―苫小牧を代表する味

三星の代名詞ともいえる「よいとまけ」は、ハスカップジャムをロールカステラで包んだ銘菓です。

名前は苫小牧の製紙工場で使われていた掛け声に由来しており、地元の文化を感じさせる逸品です。

筆者

どさんこの私は、お正月などに、よいとまけを買って家族で食べます。ハスカップがちょうど良い酸味で美味しいんです!

バウムクーヘンやゼリー、焼菓子など多彩な展開

三星は「よいとまけ」以外にも、多彩な商品ラインナップを展開しています。

例えば「ハスカップランド」や「北恋菓」「ゆのみのんの」などは、見た目も華やかで女性客にも人気があります。

実際にこれらの商品は、道内外の百貨店や空港売店などでも販売されており、その評価は非常に高いです。

観光シーンでの「北海道らしさ」を届ける存在として重宝されています。

パン部門の特徴と北海道らしさ

三星は菓子だけでなく、パンの製造・販売にも力を入れています。

これは、日常的に親しまれる商品を通して、地域とのつながりを深めるためです。

その背景には、地元産の小麦や食材を活かした“地産地消”の考え方があり、北海道らしい素朴でやさしい味わいのパンが並びます。

特に苫小牧市内の店舗では、朝食やランチ用に買い求める常連客の姿が多く見られます。

筆者

苫小牧を訪れた際に、初めて三星のパンを買ってみました。その美味しさに感動して、「こんなお店が近くにあったらいいのに」と思わずつぶやいてしまったほどです。

ハスカップへのこだわりと地域とのつながり

地元素材・企業とのコラボを通じた商品開発や地域貢献を紹介します。

ハスカップジャムやドレッシングの開発秘話

三星は北海道特産のハスカップに強い情熱を注いでいます。

長年愛される「よいとまけ」をはじめ、ハスカップジャムやゼリーなどを開発。

2024年には地元企業と協力し、サラダや肉料理にも合う「ハスカップドレッシング」を新たに商品化しました。

果実の魅力を広げる挑戦は今後も続きそうです。

苫小牧との深い結びつきとイベント参加

三星は、地元・苫小牧で開催される各種イベントに積極的に参加しており、商品の出店や協賛を通じて地域とのつながりを深めています。

市民まつりや観光イベントなどでは定番の存在となっており、企業としての信頼感と地元愛を体現。

地域のにぎわい創出にも一役買っています。

地域企業と連携した新たな取り組み

三星は、農業団体や観光業者など地域のさまざまなプレイヤーとタッグを組み、新たな商品開発や販路拡大を推進しています。

これにより、製菓業の枠を超えて地域経済全体を活性化する役割を担う存在に。

地域資源を活かしたコラボは、道内外から注目を集めています。

まとめ|苫小牧から北海道を代表する菓子メーカーへ

北海道の素材と人々への想いを形にしながら、長く愛される菓子作りを続けてきた三星。

この記事では、そんな同社の歴史や魅力を多角的にご紹介してきました。

  • 株式会社三星は1898年に創業し、現在は苫小牧を拠点に約30店舗を展開する老舗メーカー
  • 看板商品「よいとまけ」をはじめ、ハスカップを使ったスイーツで広く親しまれている
  • 理念「三惚れマーク」に基づいた経営で、品質と地域愛を兼ね備えた製品づくりを実現
  • 地元企業との連携やイベント参加を通じて、苫小牧とともに歩む企業としての姿勢を貫いている

北海道の自然と人、そして味を大切にする株式会社三星。

これからも多くの人に「北海道の美味しさ」を届け続けてくれることでしょう。

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