アニメーション美術界の巨匠・山本二三(やまもとにぞう)。
その手がけた名作の世界が、旭川にやってきます。
『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』など数々のジブリ作品で私たちの心を動かした背景画の数々が展示される「新・山本二三展」が、2025年春に北海道立旭川美術館で開催されます。
この記事では展覧会の見どころや開催情報、アクセス方法などを詳しくご紹介します。
- 山本二三とは?経歴や代表作
- 開催期間と休館日などの基本情報
- 会場である北海道立旭川美術館のアクセス方法
- 関連イベントやチケット情報
アニメーション美術界の巨匠・山本二三とは?
山本二三は、日本のアニメーション美術に革新をもたらした伝説的な存在です。
その生涯と作品群を簡潔にご紹介します。
山本二三の基本情報
山本二三の基本情報は、以下のとおりです。
- 生年月日:1953年6月27日
- 出身地:長崎県五島市(旧福江市)
- 職業:アニメーション美術監督、背景画家

長崎県出身なんだね。
山本二三の主な経歴
中学卒業後、岐阜県で建築を学び、その後東京の美術系専門学校に進学。
1978年、宮崎駿監督の『未来少年コナン』で24歳にして美術監督デビューを果たしました。
その後もジブリ作品を中心に、数多くの名作で美術監督を務め、日本のアニメ史にその名を刻みました。
山本二三の代表作一覧
山本二三の代表作には、以下のような作品があります。
作品名 | 役割 | 公開年 |
---|---|---|
未来少年コナン | 美術監督 | 1978 |
天空の城ラピュタ | 美術監督(共同) | 1986 |
火垂るの墓 | 美術監督 | 1988 |
もののけ姫 | 美術監督(共同) | 1997 |
時をかける少女 | 美術監督 | 2006 |



どれも名作ばかりですね!
旭川で開催される「新・山本二三展」とは?
旭川美術館で開催される「新・山本二三展」は、彼の画業を回顧し、その芸術性を堪能できる貴重な企画展です。
代表作を網羅する約220点の展示内容
『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』などスタジオジブリの代表作をはじめ、『時をかける少女』などの背景美術が一堂に会します。
未公開の設定資料やイメージボードも展示され、貴重な創作の裏側を垣間見ることができます。
「二三雲」に代表される詩情豊かな自然描写
山本二三ならではの、空や雲、山川草花の描写はまさに芸術作品。
会場ではその柔らかな色彩と奥行きのある構図に包まれ、まるで作品の中に入り込んだかのような体験ができます。
展覧会の開催日とスケジュールをチェック
訪れる前に知っておきたい、日程や時間、イベントの詳細をまとめました。
開催期間と開館時間
- 会期:2025年4月12日(土)〜6月15日(日)
- 開館時間:9:30〜17:00(最終入場16:30)



事前に公式サイトをチェックしてから行きましょう!
北海道立旭川美術館の公式HPは
関連イベントも注目!
通常の展示の他に、以下のような関連イベントも開催予定です!
- 特別講演会:「山本二三 絵にかけた人生と情熱」
- 講師:山本鷹生氏(山本二三美術館 副館長)
- 日時:4月12日(土)10:30~12:00
- ワークショップ:「ゾートロープを作ろう」
- 対象:小学3年生以上
- 日時:4月13日(日)10:00〜(約2時間)
※いずれも事前申込制(定員制)となっています。
北海道立旭川美術館の場所とアクセス方法
はじめての方でも安心して訪れられるよう、アクセスや周辺情報をご案内します。
北海道立旭川美術館の所在地と基本情報
- 住所:〒070-0044 北海道旭川市常磐公園4046−1
H3:観覧料金・チケット購入方法
- 一般:1,300円(前売・団体:1,100円)
- 高・大学生:800円(前売・団体:600円)
- 中学生:500円(前売・団体:400円)
- 小学生以下:無料(保護者同伴が必要)
前売券はプレイガイドやコンビニ端末で購入できます。
まとめ|山本二三の世界に浸る春、旭川で感動を体験しよう
アニメーション美術の巨匠・山本二三の世界に、じっくりと浸れる特別展が旭川で開催されます。
ジブリファンだけでなく、自然や風景画に心惹かれる方にもおすすめの展示です。
ここで、この記事のポイントを簡潔に振り返っておきましょう。
- 山本二三は『ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』などで美術監督を務めたアニメーション美術界の巨匠
- 旭川美術館では、その代表作を含む約220点の作品を集めた
- 会期は2025年4月12日(土)〜6月15日(日)
- 特別講演会やワークショップなど関連イベントも多数開催
道北の春風とともに、山本二三が描き出した“心の風景”に触れに、旭川へ足を運んでみませんか?